2001年10月11日一覧

2本サスとレイダウン?


[175] 2本サスとレイダウン? :2001-10-11 (Thu)


疑問?2本サス(もちろんリンクなし)の取りつけでレイダウンするとサスが斜めになってロッド部のオイルの潤滑がよくなり性能が向上とかいう話しは聞くけどそれは置いといて…。実際はスイングアームをフレームに取り付いているピポッド(シャフト)位置に対する、サスの取り付け場所が変更されるので、サスに対するスイングアームから掛かる荷重が変わるということ。いわゆる同じサスを使ってレイダウンすると荷重に対するサスのストローク幅が変わることが最大の違いだよね。ということはもちろんダンパー性能も変化する。しかし、いうなればサス本体のシム変更でダンパー稼動量を変更したり、バネのイニシャルやバネレートを変更したりしても同じ効果をあげられるよね?逆に言うと、レイダウン効果はサスのダンパー調節量変更+バネのイニシャル+バネレート変更でフォローできてしまうということでは?しかしなぜ有名どころのダートトラックマシンにはサス取り付け位置変更を踏まえたフレーム設計がなされているのだろうか?日常茶飯事で変更する場所なのか?ダートトラックライディングに対して重要な機能でも果たすのであろうか?不思議である。もしかしたらダートトラックの歴史からみて今のように安価でサスをオリジナルで組めない時代にフレームやスイングアームの取り付け部の切断溶接でサス自身の機能の調整を行なったという名残なのであろうか?この疑問は最近いろいろなダートトラックフレームを見てきて感じている疑問なのですが、自分でトライして答えを見つけようと思うのであった。なんせ今回が始めての2本サスで走るバイクでのレース。新しい発見が続きそうだ。楽しみだね。


話しは変わって、自分はいつもバイクで酒を酌み交わすほど知り合った人に話すことがある。自分の趣味はメカニックというかマシンのプロデューサーってね。自分で考えてトライ&エラーして作りこみセッティングしたバイクが速く走ってくれるのが好き。でも他人に自分の作ったマシンを貸すのはもったいないから嫌い。乗ってもらって結果を出してもらってもつまらないしね。自分が自分のために考えて作り上げたマシンが勝つと楽しいんだね。んな分けで自分はライダーもしているんだよね。メリットとしてはライダーとメカニックに相互の挙動や状態のコミニュケーション、そう表現方法に壁がないということ。実際にライディングで身につけたマシンの挙動をメカニックに伝えるのは難しい。でも自分だったら簡単です。フロントの蛇角と変化する挙動スピードすべては自分でバイクにどう施せば良いかが分かる。ただし盲点が一つある。乗りやすくて走りやすいバイクはセッティングしていて楽しいが、決して速いとは限らないものであるということ。そうタイムはそれを物語る。レースや競いごとでは必ずついて回る落とし穴。自分のライディングで学んだ経験や感覚をバイクに対して変更として答えを導きだすときにハマルのだ。ジムカーナではさんざん苦渋を呑んだが、次期マシンではいっそう注意しなければなるまい。


↑↑C&JフレームにXRのユニットを積んだAさんのトラッカー