2008年06月29日一覧

CBR1000RR’08とジムカーナ

CBR1000RR’08の国内仕様が販売になったということで、DMがドリーム店から届きました。そのDMにはトリコロールカラーがラインナップされていたので、詳細を見にさっそくWebでCBR1000RR’08のページを見てみました。
そこで外形図を除いて見ると、「むむっCBR600RRより、これって小さいのでは・・・」疑問に駆られたので、さっそく調べてみました。

スペックを覗いて見ると、このCBR1000RR’08はCBR600RR’08より13kgしか車重が重くない。これは満タンで走った600とジムカーナ中に燃料を調整して少なくして走った1000とでは、車重が同じということ。んーっ恐るべし。 そうそうセンターアップマフラーも廃止して1000は重心が下側に位置しているとすると、乗ってみないと分かりませんが、たった重量が13kgしか違わないと、止まったマシンに跨って左右にふった感覚では1000の方が軽く感じるかもしれません。600Fと600F4iのように。
そしてディメンションを調べると…。
cbr-com1.jpg
まずシートの位置は下の図では両方820mmで同じなのに対して、上図のCBR600RR’08とCBR1000RR’08では、1000の方がステップの位置もハンドルの位置も高い。下半身は窮屈かもみしれないけれど、ハンドル位置が高いということは、上半身を立てることができて姿勢が楽だということですかねぇ~。ジムカーナには良いポジションかも。タイヤの半径が同じなので、絵のスケールはあってそうだし。位置関係は正しそうですね。
cbr-com3.jpg
この絵では1000は600より35mmも軸距離が長い。安定感は増しそうですね。でも、600のキャスター角23°55′でトレール量98mmに対軸距離が1380mmに対して、CBR1000RR’08の軸距離は1415mmに対して、キャスター角23°30′でトレール量96mmとクイックな設定となっています。走り的にはどーなるのでしょうか?マシンのステアバランスを試すときが楽しみですね。速く試乗して体感したいところです。でもジムカーナ的には、やはり絶対軸距離が回転半径に大きく響いて600に分があるかも。1000のパワーはデメリットだと思うし。
またこの絵で見る限りでは、ハンドルの先端とスイングアームの位置が同じですね。そしてタンクの位置も前にあります。ということは、さっきの位置関係、ハンドル位置が高いので上半身を立てること楽というのは、あながち間違っていないかもしれません。これもタイヤの半径が同じなので、絵のスケールはあってそう。
cbr-com4.jpg
この絵を見るとハンドル幅とステップの幅が1000の方が広い。でもシートとタンクの接続部分を見ると、ほぼ同じです。1000の方が大柄に感じるかもしれないけれど、タンクが同じ絞りならば走っていて楽でしょうねぇ。そうそう一番びっくのなのが、フレーム位置の張り出しが600より1000のほうが小さい!これは跨った瞬間にハンドルやステップの張り出しが大きくても、乗った感覚は小さく感じるでしょうね。感覚的にはコンパクトって感じでしょうか?
cbr-com2.jpg
でも最後のこの絵、今までの絵と違って、ハンドルもステップも600より中心よのにあります。あれ?側面図から見ると同じ位置にあるのに?調べてみるともこの絵は両車両ともが120/70ZR17M/C(58W)を履いているのに、タイヤの幅が違う!どっちがスケール的に間違っているのかは分かりませんが、あきらかに図がおかしい(笑)ということでこの絵は比較対象にならないので、あしからず(笑)ということは、フレーム位置の張り出しが600より1000のほうが小さい!っていうのはウソは?これは絵のスケールが間違っているのかもねぇ。上面図は信じちゃいけないですね。
ということで、まとめるとポジションが1000の方が楽でツーリングは楽かもね。
と推定することができます。
CBR600RR’08とCBR1000RR’08では
・1000の方がステップの位置もハンドルの位置も高い。
・1000の方がタンクの位置が前方にある。
・ハンドルの先端とスイングアームの位置が同じ。
・絶対軸距離が1000の方が35mm長い。
自分見たいなツーリングとジムカーナがメインの使用において気になるところは、いくらポジションが良くても1000は600より重量が13kg重い、軸距離が35mmも長いという部分です。重いと同じタイヤを履いた場合の絶対的マージンが減るし、軸距離が35mmは絶対的な最小先回半径も減ります。絶対的に不利なはず。(あっ一応、CBR600RR’07乗りなので、600に甘いです。)これが実際にどんな感じなのか?早く試して見たいですねぇ。乗らずに勝手な視点でインプレしてみました(笑)。あとは乗ったときのエンジン、重量バランス、ステアリングバランス、もろもろ試して見たいですねぇ。
バイク雑誌には無いジムカーナ視点のCBR600RR’08とCBR1000RR’08比較の記事でした(笑)
<参考>
CBR600RR
型式 EBL-PC40
車両重量(kg)187
キャスター角(度)23°55′
トレール量(mm)98
http://www.honda.co.jp/motor-lineup/cbr600rr/
CBR1000RR
型式 EBL-SC59
車両重量(kg)201
キャスター角(度)23°30′
トレール量(mm)96
http://www.honda.co.jp/motor-lineup/cbr1000rr/