写真は中部ダンロップオートバイジムカーナ大会Round3のレース後に走行会の風景。ゼッケンが赤なのは最上位のA級シード、そして青はB級シードの選手です。赤の一番ってことは、2007年度のチャンピオンということになります。
と・・・二輪ジムカーナの説明は置いといて、Round3の反省の続きです。
そして最後にもう一回だけ反省。
今回一番悔しかったのは走りきれなかったことではなくて、やっぱりタイトセクションで逃げたことです。たぶんですよ、フロントタイヤを数センチまで縁石に寄せて、最大半径となるようにラインを作って旋回すれば走りきれたと思うのですよ。あれだけは後悔先に立たず。悔やまれます。
やっぱり一か八かというシーンでも攻めるべきだったと・・・。
後悔・・・。次回からは逃げないで走るというのを自分の信念にしたいと思います。あえてタイムを稼ぐために、急がば回れという戦略の場合以外は、攻めることにしたいと思います。
ということで、来年の初戦まで、今回得た問題点と反省点を克服して攻める走りを、この手に掴もうと思います。ということで、明日からオフシーズンという2009年度の練習の第一歩が開始されます。がんばりましょう。おお!
「2008年11月」一覧
Round3の反省 その1
さて、中部ダンロップオートバイジムカーナ大会Round3から数日経って、筋肉痛や転倒からくる痛みもとれて、あとは肘のカサブタだけとなりました。恋愛の傷も時間が過ぎると癒されるように、レースの痛みと同時に失敗と成功の記憶も遠くなってしまうので、そろそろ重い腰を上げて、次回の為に綴ろうと思います。
まずは写真を見てください。これが第一ヒートの転倒の原因です。第一ヒートは反時計周りの回転の進入時に白線を跨いだ瞬間にフロントが滑って転倒したと思われます。しかし回転で転倒するなんて、もう思い出せないくらい久しぶりですよ。
そして二枚目の写真は、その反対側に付いているホワイトマーク。不思議でしょう。スリップしたときはタイヤの左側にホワイトマークが付いているのに、右側にもついているなんて(笑)原因を紐解いて見ると、回転するパイロンの左側に縁石があって、スリップしてコケた瞬間、縁石まで滑って付いたらしいです。
話は戻って第一ヒートの分析
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良かった点
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攻めることができた。攻めるとは、ちゃんとアクセルもブレーキも限界まで、使って走ったということ。今まではコースをトレースすることだけを考えて走っていたのだけれど、今回は自分で出来る限りの事をしたという感じです。これは大切で、コースをただ走るだけならは、誰でもできるけれど、コケるまで攻められるというのは凄いことなのですよ。ハイ。
例えば今回のレースで、細かい低速セクション以外で、開け転倒、ブレーキ転倒、回転進入転倒をしたのは、AとB級シードの人達。なぜか中間シードやシードのない選手達はレース中にコケません。不思議でしょう。
実はココが大切。
そうなんですよ。上位シード選手達は速く走るための技術を持っていることはさることながら、レースで自分の限界を引き出すことができるというところが上位シードたる由縁です。簡単に言えば「コケる寸前まで攻めること」も技術の一つ、大切な速さのファクターであるってことですね。転倒すると上手くなるっていう噂はある意味あっていて、転倒するほど攻める感触と、その一線を理解するって大切だってことなんだと思います。
別の例えで説明すると、雨の二輪ジムカーナレースは転倒が少ない。それは転倒しない路面状態だからではなくて、選手が雨の滑りやすさを考慮して、コケル寸前まで攻めることができていないだけ。雨は滑るし怖いというモチベーションへの影響が攻めきれないという現象を如実にしています。
ある意味レースでコケれるってことは、自分がレースで大切な技術を忘れていなかったということだと思います。これはコケても嬉しいことですね。
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悪かった点
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転倒後、エンジンがかぶって点火できずに途中棄権してしまいました。不可抗力とはいえ、第二ヒートを攻める際の下調べとしての第一ヒートの走行をおじゃんにしてしまったことは本当に最悪でした。第一ヒートで極狭パイロンセクションの試走ができなかったので、第二ヒートで何処までラインをタイトに攻めれば良いのかの判断ができずに、走りきれなかったという自体に。結局ヒコースミスしてゴール。二つのヒートの両方を無駄にしてしまいました。
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足りなかった所
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反省点は多々ありますが、最も悪かったところは、自分の最小半径は何mだったのかが分からなかったことです。極狭パイロンセクションでのコースを歩いて見て、走りきれるだろうという見積もりを出すことができなかったこと。これは悲しいですね。
本来ならば、自分より下位のシード選手が通れるならは自分は絶対に通れるという自信さえあれば、上位シード選手の自分達より先に走っている姿を見れば、走れるという決断をできたのですが、今回は少々違いました。
そう自分のマシンはセパレートハンドルなんです。このセパハンというものは旋回半径こそ、アップハンドルだろうが物理的な違いはないのですが、荷重の位置と上半身の自由度の違いから、セパハンは曲がりにくいのです。正確に言えば、前もって体位を作って曲がる準備をしていれば曲がれるのですが、不意に失敗したりすると挽回ができないのです。
やるべきことは、自分とマシンは何メートル何十センチで曲がるのかを正確に認識しておきこと。タイトターンのパターンを走って、その旋回半径を測って置くこと、切り替えしに必要な距離を正確に測ることが必要です。次回の練習でデータを取ってみたいと思います。全ては己を正確に知ることが大切なのに、まだまだ自分のポテンシャルが分かっていないんです(涙)
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スタイルの選択
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しかし、そろそろ走りのスタイルを決めなればならないときがきています。理由はタイヤの限界です。転倒にもあるようにタイヤのグリップ力の限界がきています。自分のライディングのハードさにタイヤが付いてきていません。
ここで選択すべきは、タイヤを自分のスタイルに合わせて選択をするの。又はライディングスタイルをタイヤの負荷が掛からないようにする。のどちらかとなります。基本的には前者のタイヤをチョイスが成功へのセオリーなのですが、今回は経済的な負担を掛けないでレースをすることがテーマでもあるので、後者ということとなります。
でも不安です。レース人生で後者の選択をしたことはありません。あえて困難な道へ進むというのは、言葉だけで見るとカッコイイのですが、実際は辛さ100倍だと思います。いずれにせよ、このオフシーズンで何かを見つけ出さなければなりません。
続く