2009年04月16日一覧

情熱という才能

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 風邪もようやく治りかけて体調も徐々に良くなってきた。一時は花粉症なのか風邪なのか?分からないような感じで、まいったまいった。
 そして、この写真はバイクから見える風景シリーズ(笑)最近、赤信号で止まったら、シャッターを切るのが楽しみになっている。レンズを通した世界は、なんとも魅力的である。バイクとは峠を攻める楽しみもあるけれど、信号で止まる楽しみもある。
 また話は変わって、今日は「成功とは失敗を重ねても情熱を失わない才能のことだ」(ウィンストン・チャーチル)という言葉を会社の昼礼のスピーチで聞いた。んっーいい言葉だ。
 仕事場がアウェイでありホームではない感じだと話した記憶も新しいが、その後、どーしたかというと、まぁ、どうであれ、私は私のイメージを実現するために、毎日、プロジェクト推進のために研究開発に情熱を傾ける。私は自分というプレイヤーの技術のなさに不安を感じながらも、自分自身は誰よりも今のプロジェクトのテーマを愛しているというか、誰もが無理だ、できないんじゃない?といっていたテーマに対して、率先してテーマをやりたいと思って、会社の正式プロジェクトに仕立てたという情熱という自負がある。
 そんなことを考えていると、レースをしていたときのことを思い出す。新しいレースを始めたときクラブとかチームとかに開放されて、お気楽に、友達と二人で、もくもくと練習をしていたとき、なぜか、ただ楽しく練習しているだけなのに、自然とチームにさそわれたり、マシンを作っていただける人と出会ったり、と本人達は静かに遊んでいたいのに勝手にレースの輪が広がっていった経験がある。まるでいじめられっこは転校しても、いじめられるように。友達の輪に入ってしまうライダーは、どこで走ろうとも輪に入ってしまう。自分達は、ただライディングの探求に情熱を費やしていただけなのに、自然と友達の輪が広がっていったことを思い出す。
 一緒にレースを戦っていた親友に聞くと、「それはねMC、僕達は楽しむ為に、いろんなことを試したり、走ったり、練習をやって楽しんでいるだろ、MCみたいに純粋に走りを追求し続けたり、新しいことを取り入れたりすることって簡単なようで、誰でもができることではないんだよ。周りの人は、きっとそれを見ていて、興味をもってくれて、一緒に走りたいと思ってくれるんだよ。」なるほどね。毎日走り続けるってことは、今の僕らにとって、バイクレースとは美味しいご飯を食べるようなもので、毎日することが当たり前だと思うけど、それは魅力あることに写るんだね。
 そうだよなぁ。仕事もレースのように、バカポジティブにアイデアと工夫で情熱を傾けていれば、きっと味方は増えていくはずである。すくなくとも、私には「成功するまで失敗を重ねても情熱を失わない才能だけはある」また、エジソンのように、「失敗は成功しない方法を学んだだけで、それ以外の方法をすれば必ず成功するという、前向きな気持ちがある」そう、私にはシュレーディンガー方程式が解けなくとも、情熱というナンバーワンの武器がある。うん、それで戦おう。きっと、負けないハズである。
 私は会社というステージでシリーズチャンピオンを勝ち取ろうと決意したのである。レースでもできたのだから、今回もできるはずである。技術が製品となって具現化するまで、走り続けよう。がんばろう。おおっーーっ。