フロントのプリロード(その2) 

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 ということでフロントのプリロードのセッティングの続き。おさらいをすると、前述のようにプリロードを調整すると機能的観点から、・車高を変化させる機能、・ダンパーとしての機能、・車高を戻す機能、に分類されて設定を変更できる。
 そして今回は機能的観点ではなくライダーが感じる挙動について、2.ステアレスポンスの変化、3.前後ディメンション変化の中から、「1.チャタリングの収束」をお送りします。
 えっ知っているって?何で書き続けているのか?って書きたいから。どんなロジックで自分はセッティングをしているのかを文章として記録したいから。ただの趣味です。深い意味も、浅い意味もありません(笑)


1.チャタリングの収束
 自分が言っているチャタリングとは、サスペンションが縮んで伸びてを繰り返す様子を指します。このようにサスが伸び縮みしていると、収まるのを待たなきゃいけないので、バイクに対するアクションが遅れて、タイムトライアル競技では、常に時間のロスとなりとなります。サスが縮む伸びるという行為自体は、速く走るためのファクターとして、なくてはならないものなのですが、無駄な挙動はデメリットがいっぱいです。
そしてチャタリングには二通りあって、
・サスが本来持つ段差を吸収するときに発生
・ライダーやマシンの動作の入力により発生
 前者は凸凹道を走っているときに、最初の段差を通過したときに、ビヨンビヨンとお釣を貰ってしまうような状態で、サスのダンパーとしての機能が正しい設定ができていない、または能力を超えている状態を示します。
 後者は、例えば360度回転をするときにハンドルのフルロックに至らないまま回転しているとき、回転途中にリアブレーキ掛け過ぎたり、アクセル操作をラフになっちゃったとき、フロントの荷重が抜けて、ビヨンビヨンとふわふわしながら回った経験あるでしょう。これは全て抜重によるチャタリングといいます。
 これらはプリロードの増減により発生する挙動となります。その設定で現象が発生したり落着いたりします。逆に言えばこれらの現象はプリロードでもセッティングすることができます。
と今回はここまで。
書いても書いても終わらないです。
むむむ。
次回は下記に進めると思います。
2.ステアレスポンスの変化
3.前後ディメンション変化
たぶんの次の次は本題の
①フロントサスペンションのセッティングと②回転と極小旋回に戻れると思います。
ということで疲れたので就寝。
p.s.
ジムカーナを始めてからセッティングとライディングの本を書きたいと思って15年以上経つけど、実際に書き始めると大変な作業であることが分かってきます。でも、今回は途中で挫けずに書き綴ろうと思います。
がんばります。
復習はココ
フロントのプリロード(その1)
http://mcandsmile.blog.so-net.ne.jp/2008-06-13
フロントのプリロード(その2)
http://mcandsmile.blog.so-net.ne.jp/2008-06-18