フロントのプリロード(その3) 

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ということで続きです。
2.前後ディメンション変化
3.ステアレスポンスの変化 … 上下順番変えました(笑)
 プリロードを換えると前後ディメンションが変わると機能面で綴りました。ではそれによって実際の走りには何が発生するでしょうか?


2.前後ディメンション変化から話します。
 まず1つは、フロントタイヤとリアタイヤに掛かる荷重が変わります。それでは荷重が変わるとどのようなことが発生するのか?一言で言えば「アクセルが開けやすくなったり、開けにくくなります。」ある一面だけをイメージできるように捉えて話すと、極端に言えばタイヤの路面に対するグリップ量が増えれば増えるほどアクセルは開けられます。
 例えば、いつもよりフロントにプリロードを掛けて走りました。フロントにプリロードを掛けたのでリアにいつもより荷重が掛かっていてグリップ感があります。その分だけ安心して開けられました。となります。逆もしかり、プリロードを抜くと前のめりになってリアタイヤに荷重が掛からなくなってグリップが減り、いつもと同じに開けるとリアがスライドしてしまいます。フロントのプリロードはアクセルを開けるのかが決まります。(…と思う。もしかしてそのうち違うこと言い出すかもしれませんが、今のMCにはそー感じる。その感じ方の変化もブログで綴るので感じてください。笑ってねと。)
 そうそう、でも開けるという行為は難しいので、そもそもこのセッティング話で勉強したいと思っている人には難しいですね。理解できないでしょう。では私みたいなへたっぴでも分かる挙動で例えます。「開ける」を「ブレーキで止まるとき」にシチュエーションを換えると分かり安いかもとれません。
 例えばフロントのプリロードを緩めたので、リアに荷重が掛からなくなり、グリップ感が減りました。その結果、いつもと同じブレーキをしているのでリアがタッタタッタタッっと逃げる挙動が生まれてしまった。特にパイロンに向かって車体を傾けて進入するときなどは顕著です。その逆もしかり、フロントのプリロードを掛けて走ったので、リアに荷重が掛かり、グリップ感が増してその結果、いつもよりリアブレーキを掛けて滑る気がしません!となります。
 ではフロントのタイヤに掛かる荷重が変化するとどうなるのか?同じようにフロントタイヤの荷重が変化によりタイヤの滑り出しの許容度が変わります。基本的にジムカーナのようなロードでは
その違いを感じたときにはコケてますが、ダートトラックなど滑ることが基本な場合は顕著に分かります。
 まとめると2.の前後ディメンション変化が変わると、タイヤへ掛かる荷重が変化することで、タイヤの負荷、滑り出しの許容度が変わるとなります。
そして3.ステアレスポンスの変化
 そもそも2.前後ディメンション変化に起因してステアレスポンスが変わります。
と調子にキーのタッチも乗ってきましたが次回に続く。まるで長編連続ですね(笑)
で…最後に補足です。
ダートトラックでも全て同じです。まったく挙動は同じです。ただ例えるとの部分で説明が異なるかもしれません。例えばパイロンで狭いところを走らなきゃなんていうシーンはありません。でもその機能と挙動ロジック(理論)は紐解けば同じです。と唐突ですが補足して就寝。
復習はココ
フロントのプリロード(その1)
http://mcandsmile.blog.so-net.ne.jp/2008-06-13
フロントのプリロード(その2)
http://mcandsmile.blog.so-net.ne.jp/2008-06-18
フロントのプリロード(その3)
http://mcandsmile.blog.so-net.ne.jp/2008-06-20