[316] 茂木路面の攻略 :2002-03-12 (Tue)
茂木200m路面の最初の印象では「なんと滑る路面なんだろう」って感じ。特にみんなが走って路面をかきあらして、水分が抜けてくると250ccの細いエンジンパワーでも持て余す。アクセルを開けるとリアは空転して進まない。かといえどアクセル閉じても進まない。効率的にトラクションをかけるという概念の大切さを思い知らされる路面であった。そんな中で走りこみ見つけた答えは、①連続的右足ステップ荷重。②乗車位置の微調整。③リアブレーキとアクセルワーク。にほぼ集約される。
①連続的右足ステップ荷重とは、通常タイヤが路面を噛む場合は進入時にリアの脱重を促しバイクの向きを代える力として使用する。が今回の滑りやすい路面の場合はリアの脱重をしないでもリアタイヤは滑るそのため、進入時からコーナー中まで右足ステップによる荷重と②シートの着座によりバイクへのトラクションはかけっぱなしで走る。若干乗る位置は拳半個程度程度体重を後ろにずらす感じで行う。③そして、コーナー中はアクセル全閉にせず、パーシャルを保持してグリップ力を保つ。そのときのパーシャルのアクセルコントロール時にリアブレーキの引きずりを追加することでマシンの立ち角を微調整できるため積極的に使用する。立ち上がりはマシンを立てる動作と立つタイミング、リアタイヤが路面を噛んでいる度合いによりアクセルを開ける開度とタイミングを微調整する。もちろんラインはタイヤをスリップさせないように立ちあがりはコーナー内側から鋭角にして外周へトラクションをかけつづける(空転させないように)膨らみを付けてたち上がり直線をキープする。
これをしっかりすればタイム的に抜けるだけの差をもってアウトから追い上げられるノービスライダーはいないし、インも押さえているため抜くことはできない。この走りの組み立てを10週完全に制御できるように2日間走り込んだ。結果は上場、安定してコースを走りきるようになれた。一日の路面変化を通して多様な土質で練習を繰り返すことによりマシン制御とライン組み立てもマスターした。ということで走りきることは準備万端、あとはスタートですね。明日の日記へつづく。
↑↑あこがれのロータックスです。MFTより軽い重量と600ccの排気量を備えたダートトラックレーサー。エンジンのフィンまで穴が開いていました。軽量化と放熱効率アップが目的なのでしょうか?またこの車両の持ち主に聞いてみるとロータックスはハブから何までアルミを多用していてマシンやエンジンを構成するボルトもアルミを使用しているそーです。そこまでするから軽量化が達成できるのでしょうね。ハードな走りでマフラーに穴が開いていて、リアサスも抜け気味なのでリファインしていくと話されていました。いいですねぇ。ロータックス。一度乗ってみたいですねぇ。