リアトラクション。


[331] リアトラクション。 :2002-03-27 (Wed)



今日も朝は電車で出勤。揺れる電車の中で考える事といえば、きれいなおねーちゃんを見て目の保養とするか・・・はたまたダートトラックのライディングのこと。今日はあまり好みの人がいなかったので後者をチョイス。通勤電車滞在は7分間、ホンのわずかのことですけどね。


で最近確信的なマイブーム練習課題は「右足による連続的なリアトラクション」。それはブレーキ中でもリアスライドによる向き変え中でもパワースライド中でも、どんなときでもコース上でマシンを前に進めている限りは尻とステップによるリアトラクションを切らすことなく走るということ。どんな時でもライダーが意識的に路面への接地感を掴み続けるという手法。そうすることでマシンはグングンと前に進む。桶川のような凸凹路面ではその進む力はライダーをシート後方へ突き飛ばす程です。またそれをすることでコーナー中にグリップ走行してもスライドさせていてもアクセルを開られるまで待っている時間が減りどんどんアクセルを開けられる位置がコーナー脱出手前(進入後すぐ)になります。進入での減速後、すぐにアクセルを開けられるようにもなります。


話は飛びますが、その「リアトラクションを感じる」別表現では「意識的に路面への接地感を感じる」というのはバイクの運転中にはその他のことも感じて制御しないといけないためになかなか感じることが難しいです。自分もダートを初めて1年くらいかかってやっと感じ取れました。でも今回は電車の中で、その感触とほぼ同じ物を簡単に感じる方法を見つけましたよ。その方法とは電車で手すりに捕まらず立つ。進行方向に対して右側の窓へ水平に肩幅程度に立つ(窓を正面に見るような感じ)。もちろん電車は前後・左右に揺れています。その状態で立ち続けるときにダートトラックバイクに乗っているものとしてイメージして下さい。そこで体重を右足に移動します。そうすると右足で立っている感じになり左足は補助的に付いている感じになります。電車は走っているので揺れるため右足が床に接地している力が揺れの度に変化するのがわかりますよねぇ。そして電車がブレーキやコーナーを曲がると左足をうまく使いながら倒れないように右足で体を支えます。そこで大切なのは右足で立つということ。左足を浮かせて立つよりちゃんと左足も使って立てば安定して立てるけど、あえて右足で立つようにします。まさにその状態がダートトラックコースを走っている時のリアトラクションとしてライダーが感じる感覚に近似しているのです。その感覚が自分のマシンでコーナリング中に感じれるようにすればリアトラクションを感じるということをマスターする近道です。


話は戻って、その電車での体験で感じたことは両足で支えた方がバランスが取れるということ。ダートトラックのライディングでもそうですよね。左足でバランスを取って走るとバランスを取り易いですよね。でも自分の方法論ではそれはタブーと考えています。本来リアトラクションを多く掛けるためには左足を路面についてはいけません。なぜなら左足はスリッパで路面を押す力。右足は車体を通してタイヤを路面に押し付ける力。というように力学的に力を加えるベクトル(力の大きさと向きわ示したもの)の方向が異なるからです。(ベクトルの意味がわからない人は高校の物理学の本を読んで下さいネ。)もともとバイクを前にすすめようとする力はタイヤが路面を蹴る力に比例して大きくなります。その大きさを決定する重要なベクトル量はライダーの重心にあり、それを分散させずにリアタイヤへ伝えるためには、路面へ足を付かないそして足を出だけマシンの重心に近づけることが必要となります。と理論的に説明してきましたが、まとめますと「左足を路面に接触させるとそれだけリアタイヤへ掛けられるトラクションの絶対量は減っていく」「足は車体の近くに置いた方がリアタイヤへ掛けられるトラクションの絶対量は上がる」ということになります。実際のライディングでたとえると、足はできるだけ車体の近くで路面への接触さける方が良いというライディングが物理的に見ると良いということになります。


そのため自分は右足による連続的なリアトラクションを重視しします。それはブレーキ中でもリアスライドによる向き変え中でもパワースライド中でも、どんなときでもコース上で前に進む限りリアトラクションを切らさないで走しることです。そうすることでタイムは確実にアップします。


絶対か?というとそうではありません。左足はマシンから離れた重心位置にあるためヤジロベーの重りとなって安定するという特性を持っています。不安定な路面、めまぐるしく変化する路面状況に対応するためにはバランスを保てるということがアクセルを開けるタイミングを早めることにつながり結果的には速く走ることもできると言えます。混戦時もそうですよね。自分が走れるアベレージ速度より十分スピードが落ちているスタート直後とかはわざと抜重してマシンの向きをクイックに変えたりする場合にはリアトラクションを足の接地で抜くことは有効な手段となるでしょうね。


と将来書こうとしているダートトラックライテク本の原稿もどきです。




↑↑なんとなく撮った整備しているときの写真。エンジンも鉄スリッパでガンガン傷ついていますね。味というものでしょうか?そのうち自家塗装で綺麗にお化粧しようっと。

開幕レース前だというのに窓の外は雨


[330] 開幕レース前だというのに窓の外は雨 :2002-03-27 (Wed)



週末は桶川サイクルボール開幕レースだというのに窓の外は雨。もう3日もしとしと降っている。桶川の路面はだいじょうぶなのかなぁ・・・と思いを募らせるばかり。ブルーシートで全面覆えばいいんじゃないか?とかも思うが、そんなことは出来るはずも無く・・・。ただ雨は降り続けるばかり。昨日の晩は、TVが特番ばかりで楽しくないので最近発売されたAIという映画のDVDを買って来た。部屋を間接照明にして暗くして、自慢の5.1chサラウンドシステムで鑑賞。しかし話途中で見るのを止めました。テーマが重いし難しいのでちょっと今週は見る気になれなかったので。開幕レースとはそんなナーバスな雰囲気を作りだすものですね。桶川の路面はだいじょうぶなのかなぁ・・・と。仕事前のコーヒーを飲みつつ思いにふけるのであった。


↑↑本屋さんで立読み次いでに日程をメモしたくてデジカメでパチリ。本屋で初めてデジカメ使ったよ。けっこう綺麗に移っていて1P全部読めるくらいに元のデータは精細です。ただ本屋で写真撮っていいのかと雑誌を写真でコピーするのが個人的使用としても問題あるのかも。ってHPに載っけたらそれも違法かも。でも便利だねぇ。