写真は愛車CBR600RR’07のテールです。張ってあるステッカーは10年程前に自分がデザインしたもの。ふと思うと10年という月日が経つんだなぁと感慨深し。ふと考えると、その10年の間で、自分はライダーとして技術が磨けたであろうか?またエンジニアとして技術が磨けたのだろうか?両者、中途半端だなぁと、ふと考えるときがあります。ただ一つだけ言えるのは、今もバイクに跨っていて、今もエンジニアを続けていることは事実。中途半端だと思うのは、もっと上を目指したいと思っているからであり、向上心があるからだと、自分を分析しています。でもねぇ、めげちゃいそうになることも、しばしば。今期、新しく仕事でしているテーマはメンバーが一新、進めることとなったのですが、めちゃ価値観の違う人ばかりだということに気がつきました。もしかして、このチームって私にとってアウェイ?本日気がつきました。
と仕事でブルーなことがあって、会社の帰り道はハイエースでしょぼぼぼんと走っていると、アクラポビッチ (AKRAPOVIC) のマフラーをつけたR1がやってきました。めちゃイイ音しています。アイドリングでも確かに車内に伝わってくる排気音。信号が変わって、加速する様は、乗っているライダーがなんちゃってにもかかわらず音だけは一流です。
しっかし、このマフラーの重低音ってやつは心に染みますね。ふと思い出すのは、我がF3に付けていたフルエキのバンス&ハインズ (VANCE&HINES) のマフラーです。消音バッフルとインナーを外すと一つ前の信号から次の信号まで自分がいることがわかるような爆音でしたが、心地よいサウンドでもありました。今でも脳裏に鮮明によみがえります。爆音で走った新青梅街道の夜(笑)まさに青春てヤツでした。
今のCBR600RR’07の国内仕様は開けていることを忘れちゃうかのごとく静かで上品です。まるでモーターのよう。家のそばでエンジンスタートしても平気?と思われるくらいに静か。そんな疲れることがいっさいない大人の仕様に満足をしていた私ですが、心がブルーになっているときは、あのガオガオするマフラーで夜の街を走りたい衝動に駆られます。
ふぅっとため息をついた夜。くじけるな、がんばれ、レースではローカルでもチャンピオンになったんだから、エンジニアとしても名実ともにチャンピオンを目指すのだ。と自分を励まして本日も就寝。
もう一度、ふうっとため息。
ああっ、価値観を共有できて苦楽を共にできる仲間が欲しい・・・。
「2009年04月」一覧
オンボードカメラトライ惨敗
昨日せっせと作製したCBR600RR’07用のカメラマウントシステムを使用した写真を撮りに、はるばると峠に行ってきました。天候は朝から曇り、午後は雨でしたが、なんとか雨には降られずに無事撮影完了。・・・が、しかし結論から言うと惨敗でした。納得いった写真は一枚も撮れず。残念無念。
この写真は、出かける前に一枚カメラのテストで撮ったもの。やっぱり構えて撮るより、何気なくマシンの色気につられてシャッターを切ったスナップが一番しっくりと来ますねぇ。とりあえず失敗の軌跡をどうぞ。
CBR600RR’07のタンクのガソリン給油口のボルトを使用して、カメラマウントキットを固定して、リコーR10を搭載、5秒毎に自動でシャッターが切れるインターバル設定で走り始めます。そうするとこんな感じでバンクしているときにシャッターが切れると背景の垂線に対してマシンが傾いている写真が撮れます。後処理でこんな感じで回転させると、バンク角の深さが分かります(笑)
しっかし、詰まらない色と詰まらない絵ですね。もともと設置した場所もイマイチ?そしてカメラの設定もイマイチです。それよりも、サスペンションが常に働いている状態でシャッターを切ることに無理があるのであろうか?全部、ぶれぶれ。天候も曇りで太陽が顔をださなかったので、シャッタースピードも上げれず・・・。はたして、クリアな写真が撮れるベストな設定は、ほんとうに存在するのであろうか?
うーん、どうしようと思っていると、どんどん空はどんより雨雲が・・・。退散することに。悔しいですね。思っていたような楽しい写真がとれませんでした。惨敗。
まるで初めてサーキットにいって、ろくなタイムも出せずにコケて帰ってきたうな感じです。次回、晴れたらリベンジしたいと思います。