スタートの探求。その2


[318] スタートの探求。その2 :2002-03-14 (Thu)



考えられる有効なアクションは全て述べた。それらを踏まえて自分はどーするのか?それが問題。具体的に自分が今していることを順序仕立てでまとめると、


①油温度計は60℃以上に保つ。
②リアシートストッパーまで腰をずらす。
③足は右足を乗せるてブレーキを若干掛ける。
④若干の前傾姿勢を保つ。
⑤フラグを見る。
⑥アクセルを中間域で煽る。
⑦スタートと同時にアクセルオン。
⑧空転しすぎないように1速全開。
⑨頭打ち前、かつ進入前に2速に入れる。
⑩ポジションをタンクの定位置にずらしながら
⑪左足をだす。
⑫進入ワークを開始
(リアブレーキ、アクセルコントロール、車体制御を臨機応変に!)


ここで問題なのは⑥アクセルを中間域で煽るの動作。フラッグが降りるタイミングに対してアクセルがオン時のときと、オフ時でスタートの挙動が変わるばかりでなく、閉じている位置のときはラグタイムが生ずる。ここでじゃあスタートに必要な回転数を路面に対して合わせて置いて一定開度で待機すればいいじゃないかと思うのだけれど、なかなか心理的圧迫間に耐えられず待ちきれない感があり失敗しやすい。今までの経験だと。でもこれをマスターしなければ必勝体制に入れないのではなかろうか?もっと模擬スタート練習をして、いろいろ試して良いリズムを作り上げなければなるまい。


あとエキスパート選手がスタート練習する理由が先日と今日、スタートを詰めていったことで理由の仮説が立てられた。あれはまずそのコースの位置でどこまでアクセルを開けて進めばいいのかということを試しているのだと思われる。いつもだとこの開度でスタートしているが今回の路面では滑っているかグリップしているか、その微調整を掴むのだ。その練習によりスタート開度を補正する。また聞いた話によると砂が多いときは払う意味があるとも言われているけど、それが有効なのかは分からない。試して判断したいところである。そんなこと考えてやっているか?という感想を持つ人も多々いるだろと思う。実際はそんなに考えている人はいないだろう。ただ本質的にはそれが有効となっているのは確かであって無意識にしていても理論は同じだと思う。


経験とは考えに基づいていなくともその部分をリカバリーしている。なので練習と走り込みは大切なのである。ということで週末はスタート練習に重点を置きたい。




↑↑そしてこのFTRはエキスパートのK瀬さんのマシン。ダートトラッカーの造形に興味のある人は見ただけで全体的にバランスと構成が違うことに気づくはず。もともとのFTRの設定をO本さんが独自の理論で作り上げているマシン。その設定はマニアックな自分の考えに方向性を与えてくれる素晴らしいものです。自分が求めているMFTの基本となるセッティングに似ている部分もあるような気がします。またライダーのK瀬さんも魅せる走りをする人で、ピンクのホイール(笑)に負けない走りをします。まだK瀬さんの後輩になる前に、彼の練習を盗撮して何度も見て研究していたり、マシンにまたがらせてもらったりしたのも懐かしい思い出です。