[326] スリッパの盛り直しとカラーリングを変更 :2002-03-23 (Sat)
今日は前々日からD虎が散発とバイクのグリスアップをしたいとのことで土曜は久しぶりの休日としました。といいつつこっそり走りにいこうかなぁと思ったら結果的に金曜日が雨だったので走ることはできなかった。そんなことで割り切りもついて大切な練習のできる休日もゆっくり過ごすことができた。そして今日は盛り直しに出していたスリッパが戻ってくる日。ということでWさんのお店に取りに伺った。
↑↑これが今回盛り直しとカラーリングを変更したマイスリッパ。黄色にしてもらった。実は受け取り時に分かったのだが、一度色を変更すると次回はカラーリング代2000円を支払わなくとも黄色で盛り直しをしていただけるらしいです。これからは黄色いスリッパでの走行となります。塗装とネームが綺麗です。走ればどんどん傷ついて行きます。せっかくのピカピカ状態の写真を撮っておきました。今度新品同様になるのは早くて半年先、最近の足を擦らないライディングでは1年後かも知れませんねぇ。何しろ自分のライディングの癖に合わせて減るところを重点的に盛っていますからねェ。盛り直し金額10000円也価値あるものです。
↑↑そして受け取り時に、またまたS本さんにいろいろと興味ある貴重なお話をたくさん聞きました。もともとはNさんからスリッパを作製できないかという依頼から始まり、このWさん製のスリッパは現在世の中には30から50以上が存在していているそうです。そしてこのスリッパは試行錯誤を繰り返して開発されたもので、減らないで有名なアメリカの老舗スリッパ屋のKさんと同じステライト合金(耐熱、耐食、耐摩耗性超合金)を溶着してあります。ただしステライトをつけただけでは割れてしまうためノウハウが存在していたり、スリッパの形状やサイズも盛り直しが可能となるように工夫を施していたりといろいろな技術の詰まったものでした。もともとこのステライトというのは重機や工作機械などの刃先に塗布したりして強度を出すもので、このような使い方は珍しいためステライトを大量に使用して作製するため鋼材料を降ろしている会社の人が何に使っているのか参考にお店まで見に来たというエピソードあるらしいです。そしてこのスリッパは盛り直しをすると若干土台が反るようになります。でもシューズにはぴったり。もともとそれらを想定して設計されているため。この反り具合は路面の滑りにつながるかも・・・。と明日のシェイクダウンを楽しみするのであった。そういえば年4回盛り直しをするFさんのはバナナのようにもっこりしていたような気がします。