ライダーの為の特許検索のススメ

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 話は昨日から興味の中心はCBR600RR’07-08の売り文句に電子制御ステアリングダンパー「HESD:Honda Electronic Steering Damper」。今回は視点を変えて特許から電子制御ステアリングダンパーについての理解を深めて見たいと思います。まずは、IPDL 特許電子図書館という特許庁が運営している無料の特許検索データベースに進みます。
IPDL 特許電子図書館
http://www.ipdl.inpit.go.jp/homepg.ipdl
 この特許電子図書館は、明治以来の特許公報等の工業所有権情報とその検索サービスをインターネットを通じて、無料で提供しているところ。仕事で調査するとつまらない検索エンジンなのですが、趣味で使うとあら不思議、結構楽しいのです。例えば「広報テキスト検索」のページにいって、要約「トップブリッジ」と要約「ステアリングダンパ」と出願人「本田」で絞り込むと、10件ヒットします。
それらをパラパラと見ていると、ヒットしました。おおっ!これが我がバイクのパーツの基本となる特許です。
「特許2005-82038 発明の名称 車両用ステアリングダンパ手段」
 そうこれがHESDの特許です。最初はCBR100RRで採用されて出願されたのでバイクの形はみるからにCBR1000RRが使われていますね。何年式でしょうか?面白いですね。でも内容を読むと、その内容はイマイチで高精度なパーツを使用しなくとも、高性能なバイク用のステアリングダンパーを作れるという内容で、私が求めている電気的な制御の推測資料には何にもなりません。ライディングにはなんの役にも立ちませんでした(笑)
 でも、CBR600RRの為に開発された技術はどれだろう?とかステアリングダンパーの歴史はどーなっているのだろう?とか、いろいろと楽しめます。ぜひ、暇なときには特許検索遊びやってみてください。けっこう暇を潰せます(笑)そうそう特許にはタイムマシンの作り方とかもあるので、ぜひ検索に挑戦してみてくださいね。
ということで明日は、路面がドライになっていたら、またワインディングへ散歩しに行ってまいります。
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